30代、孤独は友達

日常に役立つ情報を

年間自殺者減少、それがどうした

今日の新聞によると昨年度の日本人の自殺者数が2万598人だったと発表された。

換算すると約56人もの人が一日のうちに自ら命を落としている計算になる。

 

ピーク時は年間3万人を軽く超えていたので、その時と比べると確かに減っている。

 

しかしそれがなんだ。

 

自ら命を絶ってしまう人は様々な悩みを抱えていたと思う。

 

中でも経済的理由が一番多い。

 

働いても働いても豊かにならないワーキングプアと呼ばれる人々。

 

一度社会のレールから外れてしまうとやり直すことにかなりの困難を強いられるこの日本社会。順風満帆に人生を駆け抜けることのできない人たちがたくさんいるということに目を向けてほしい。

 

普通のことが普通にできなくなることが自分の身にもやってくる。まさか自分がと思う。

 

そんな時に自立支援制度だとか、障害年金だとかの社会福祉制度は整っている面ももちろんある。しかし本当に大切なのは、その人が社会に復帰した後の支援や、復帰するまでの企業の受け入れ態勢にある。

 

精神的に不安定だからと言う理由だけで、他の人と同じ給料をもらえなかったり、仕事レベルを下げられたりする現実は、本人の心にさらなる追い討ちをかける。

 

休職したことや退職したことがどう考えてもデメリットにしかならないような日本の労働環境はやはり間違っていると思うし、いくら本人が再起をかけて頑張ったところで超えることのできない壁があることも確かである。

 

「普通に生きたいだけなのに」

 

と僕は思う。

 

[http://にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村:title]